はじめに
しばらく仕事も忙しく、また真夏に猛暑の中を登る元気がなく登山に遠ざかっていました。
9月になり、少しずつ涼しくなってきました。
久しぶりにきつくなく、お手ごろなところに行こうと思い付き 2度目の 高尾山 に行くことにしました。
前回登山時に、気になっていたものの見ることが出来なかった二つの滝
- 琵琶滝(6号路途中)
- 蛇滝(4号路から分岐)
も、計画に入れて
高尾山口⇒6号路⇒琵琶滝⇒山頂⇒4号路⇒蛇滝⇒下山
というルートを予定しました。
高尾山の情報を得て計画を立てる
高尾山 6号路から琵琶滝へGo! と、思ったら・・・
さて、高尾山も2回目なので電車でのアプローチには慣れてきました。新宿から今回も京王線を使います。特急です。(特急券等が不要の特急ってのが、未だになぜか得した気分なのですが。)
10過ぎ新宿出発というかなりのんびりした出発。
昼前には高尾山口に到着。普段なら、昼食はたいてい山頂で摂るのですが、今回は駅前のベンチで食事をとりました。
靴ひもを結びなおして出発。
見慣れたケーブルカーの清滝駅が見えてきました。そこで、大きな案内板をみて計画・行程の再確認をします。
!!! 六号路 通行止めのお知らせ !!! ま じ か !
迂闊でした。 本だけでなくちゃんと最新のルート情報をネットで入手しなかったことが失敗・・・。 ちなみに、再開の予定の掲示もありませんでした。
通行止めなものは仕方ないです。 前回同様稲荷山ルートにするか、舗装された1号路を行くかを悩みましたが、よりトレッキングっぽいのはやはり稲荷山ルート。 上りは前回と同じとなりました。
↑;稲荷山ルートの入口付近。そうそう、こんな手すりがあったなあと思いながら進みます。
↑;稲荷山ルートの命名の由来にもなっている「旭稲荷」神社。 しばし手を合わせてさらに進みます。
↑;道標があるので、どこまで来ているかはすぐに分かります。 わずか3Kmの行程。 この日は暑くはありませんでしたが、のんびり進みました。
↑;途中、石積みの道もありますが、転げ落ちても死ぬことはない高さ。 高いのは苦手です。
↑;東屋のある稲荷山までもう一息。手前の分岐;右を行けば稲荷山の東屋へ。 左を行けば巻き道で東屋をスルーするルート。 右をチョイス。
↑;階段を途中まで登れば、稲荷山の展望のある東屋が見えてきます。
↑;この日は曇っていて遠くまでは見渡せませんでした。
↑;東屋で休憩している人が多く、座ってゆっくりすることは出来ませんでした。
↑;紅葉は勿論「全くまだまだ」でしたが、木の実(どんぐり)が地面に落ちていました。
↑;東屋から先は、しばらくはなだらかな尾根を進みます。手すり、丸太階段等、非常に整備されておりゆっくりとした山歩きが楽しめます。
↑;高尾山頂、一歩手前には開けてベンチの設置されたポイントがあります。そこで一休み。
↑;このラストの階段。距離はないのですが、きつい・・・。久しぶりだがらと言い訳しつつも、後続の方々に追い抜かれていく・・・。
↑;登り切りました。3.1km。
↑;山頂の大見晴園地。この日は全く富士山の気配なし。
↑;山頂は、若干色づいているものもありましたが・・・まだまだです。
↑;山頂です。
↑;山頂三角点。山頂は平坦で広く、大勢の人でにぎわっていました。(ほんの一部の葉っぱが黄色に)
↑;山頂で少し休憩したら、下山開始。6号路以外の通行止め情報は出ておらず。安心。「コースの中ほどにつり橋があります。」の表示にも期待。
↑;4号路への分岐部。こっちへ降りていく人はかなり少数派。
↑;4号路を進みます。傾斜は大したことないですが、道は細めで広々舗装路の1号路とは全く異なる趣。
↑;突然現れるつり橋。新しく、かつ頑丈。 風で揺られてグラグラ・ギシギシ 的な要素はなく、高所恐怖症の自分でも余裕をもって渡れます。(その代わり、あまり展望は良くありません。)
↑;4号路をさらに進むと「2号路・蛇滝」方向への道標が出現。
↑;2号路も4号路にもまして細い径。
↑;2号路はすぐに終了。「蛇滝線(蛇滝遊歩道)」に分岐します。ここからはさらに人がいなくなりました。一人の登山者と会っただけ・・・。
↑;蛇滝遊歩道を下っていくと、遠くの方で沢の音が聞こえてきます。 祠があったりして独特の雰囲気が漂いだします・・。
↑;苔むした屋根の家屋が出てきます。 こんな山奥に何! って感じなのですが。
↑;お宮が出現。
↑;蛇滝のお宮の正面。 この日のこの時間は全く人の気配はありませんでした。
↑;上から見た建物は、「蛇滝水行道場」の看板が。修験道で滝に打たれて修行する神聖な滝だったみたいです。苔むした雰囲気が最高です。
↑;残念ながら滝は一般の登山者は入ることは出来ませんでした。奥に少し滴る水の流れがみえました。自分には「霊感」みたいなものは一切ないのですが、ひんやりした空気と滝の音がなにやら「畏怖」の念みたいなものを呼び起こします。
↑;下っていくと、正門がありました。振り返っての写真です。 「高尾山 修験道 蛇滝水行道場」。
↑;正門付近にはお地蔵様が鎮座されています。皆さん、きりりとした表情。
↑;蛇滝から流れ出た沢に沿って山を下っていきます。
↑;山から出ると、突然現れる高速道路の高架。ほぼ正午から登山を開始して、ここで14時50分。
↑;川沿いの道を通って、甲州街道沿いに高尾駅までゆっくり歩きました。
二度目の高尾山登山 の まとめ
涼しくなって登山を再開。 久しぶりだったので、近場の高尾山に日帰りで行ってきました。
今回、琵琶滝にぜひ行ってみたかったのですが残念ながら、そこに至る「六号路」が通行止め・・・。事前の情報収集、やっぱり大事ですね。
下山は、4号路から蛇滝を経由しての道のり。 高尾山とは思えないくらい「人がいない」ルートでした。蛇滝も一般人はそばまで行くことは出来なかったのですが、滝(沢)の音とひんやりとした空気感はなかなか良かったです。
ケーブルカーと1号路を使えば子供からお年寄りまで山頂にアプローチ可能。一方、今回のような人混みを避けたのんびりルートもあって、やはり懐の深い高尾山でした。