初登山後の装備追加 その1 ザック・トレッキングポール・エマージェンシーシート

初めての登山にて、たまたま他グループの遭難者の救助活動現場に出会うこととなった怖い経験から、

急いで装備を整えることにしました。

まずザック・ポール・エマージェンシーシート編です。

ザック

初回登山時には、とりあえず身近にあった普段使いの登山用に作られたものではないザックで代用していました。

特に大きな問題なく登山できましたが、若干大きさに不安がありました。

今後、レインウェアや寒くなってきた場合の防寒着、水筒など入れるには小さいと感じていました。

また、登山用途ではないため、防水性や耐久性は期待できません。

ネットで調べるとブランドも多数あり、また大きさ・機能も様々で非常に迷いました。

名前を聞いたことがあるような海外ブランドにはあこがれましたが、いかんせん勉強不足です。

「分からないものは仕方ない」とおもい、「大きさ」と「背負い心地」を中心に選ぶことにしました。

ザックの場合、大きさは搭載可能容量(リッター)で記載されていることが多いです。

様々な情報を総合すると、

自分のように、日帰りで登山・ハイキングする人間にとっては、

20Lから30L程度の容量が適しているということでした。

いずれは山小屋泊やテント泊もと考えてはいたものの、そうなると40-60Lのものが必要となってきます。

さすがに「大は小を兼ねる。」というわけにはいかないので、日帰り専用で検討することにしました。

トレッキングシューズ選びの際にお世話になったモンベルでの購入を決意。

ストライダーパック25 というザックをチョイス。

その他の選択ポイントは、

・派手な色; 遭難したときに目立つように。

・ウェストベルトにもポケットがあり小物を入れておける。

・背負ったときの感触; 絶対的重量が軽いものは他にもありましたが、「しっくりくる」ように感じました。

10回程度持参しての感想

特に不満点はないです。装備は初回登山と比べれば格段に多くなりましたが、そうはいっても日帰りです。25Lで足りない状況は今のところありません。

数回使った後に知ったのですが、腰背部が当たる面に、湾曲した樹脂製の板とアルミ?製と思われる金属棒が挿入されており、フィット感に影響していたようです。もちろん、これは重量増加につながるわけですが、荷物をたくさん詰めても背中に当たる部分の感触が変わらないということにつながっているようです。

 

左右のポケットは伸縮性が高く、自分はもっぱら水分(水筒だったりペットボトル)を入れていました。

若干窮屈ではあるものの、背負ったままでも何とか手が届きますので便利だと感じました。(これは体形や柔軟性により個人差があるかもしれません。)

さらに、購入時に気づけよ!という感じなのですが、

標準でザックカバーがザックの底部に格納されていました。

今のところ、大雨に遭遇はしていませんが、その際には心強い装備です。

こんな感じで底部に収納されています。引き出してかぶせると、

 

 

トレッキングポール

初回登山時に登山道入り口に備えられていた「木の棒切れ」のありがたさを実感していましたので、

これもぜひともほしい装備でした。

当面、木の枝でもよかったのかもしれませんが、手にマメができてしまいましたので、

しっかりとしたグリップのついた専用のポールがほしかったのです。

歩行時のバランスをとることもですが、

心肺機能の低い自分にとっては、疲れた時に「よっかかる」とか、

足がガクガクの場合に、上肢を使って推進力の足しにするとか、

クモの巣を払うとか。

 

これまた、多種多様なものが販売されています。

・アンチショック機能の有無・・・車のショックアブソーバーみたいなもののようです。

・ポールの素材;アルミ合金、カーボン等

・伸縮機構の違い

等が、機能面での差異のようでした。

「アンチショック機構」も気になる所でしたが、軽量化を取って(というか予算も大事で…)アンチショックはパス。

これまたモンベルで購入しました。

アルパインカーボンポールです。

たたんだ状態はこんな感じ。で、伸ばすと、

こうなります。で、清掃の際に分解すると、

こんな感じになります。

ポールをくるくると回すことでロックが緩んだり締まったり機構になっています。

一本あたりの重量は189gとのことです。

十回程度持参しての感想

これも大満足です。

当たり前かもしれませんが、木の枝と異なり、しっかりしたグリップがついていますので、マメを作ることもありません。

ポールの先端は、「石突」といって、金属製になっており地面にしっかり刺さる様にできているのですが、

これは、木の根や植生あるいは、土壌・登山道そのものに対するダメージが大きいものだそうです。

「石突」には普段からキャップがされた状態になっているのですが、今のところ自分が行くような難易度の低い山でキャップを付けていることによる不利益を感じたことはありません。

あと、いつでもどこでもストックが必要なのかというとそうでもないなあと感じています。

平坦で足元が安定しているならば不要かもしれません。

逆に、木の根や岩、ロープをつかんで登る場面や、梯子を上り下りする際には

むしろ邪魔です。もっと言えば余計に危険(これは、登山中に親切な女性にご教示いただきました。ありがとうございました。)

手を使うほどではないものの急な登り下りの場面や、足元が滑りやすいとかで、不安定な足場の場合などには非常に役立っています。登山後の疲労も少ないと感じています。

 

 

エマージェンシーシート

これは、いざ山中で身動きが取れなくなった場合などに風雨をしのぎ体温を維持するための薄いアルミを蒸着したシートです。

防災グッズとしてその存在は知ってはいましたが、登山用にも活躍するということは知りませんでした。

かさばらず、コンパクトにたたまれた状態で販売されています。

安価でもあり、即購入し常にザックに投入しています。

さらにステップアップする場合には「ツエルト」という非常用簡易テントのようなものになるようです。

(ツエルトZeltとはドイツ語でそのまんまテントの意だそうです。)

持参しての感想;

当然、緊急時以外は使わないグッズです。ということでこれまで幸い出番はありません。

ザックの奥底で眠っていますが、軽く・かさばることもないのでこのまま入れておくつもりです。

 

 

おまけ;熊鈴

これも、機能面での差異はあまりなさそうに感じました。

音色は、

「カランカラン・コロンコロン」という低音なタイプと

「チリンチリーン・キーン」という高音なタイプがありました。

あまり考えずに後者のタイプをチョイスしました。

ザックにぶら下げて使っています。

ただし、これも「どう考えても熊なんかいないだろ!」という環境では逆に「騒音公害」になってしまうとのことです。

不要な場面では消音できるサイレンサー機能付きを手に入れるか、必要ない場合はこまめにしまうことですかね。

これ以外にも装備を加えましたので、別の機会にまた記載してみます。

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